tell mail line

尾張貫流槍術・柳生新陰流兵法

春正館




特設ページ


管槍体験講習会@東京武道館 体験レポ
先日東京で行いました貫流管槍体験会に参加してくださった、さく(@okashisakusaku)さんがTwitterに体験レポート漫画を投稿してくれました!
ご本人の許可をいただき、こちらの漫画に解説と講師側の感想などをつけた特設ページを用意致しました。


(1/5)
①週刊少年ジャンプで連載されていたコミック『Dr.Stone』の作中には「氷月」という尾張貫流槍術のキャラクターが登場します。
 そこで管槍を知り、春正館のSNSでバズった突きの動画を見て、体験会にも興味を持ってくれたようです。
 「アニメやコミックで知り興味を持った方もどうぞ参加してください」というツイートを見て参加を決意してくれたとか。
 こういう体験会に多くの女性が参加してくださるのはとても珍しく、講師側も大変嬉しかったです。
 武道というと厳格で敷居が高いイメージを持つ方も多いと思いますが、案外漫画アニメや映画、時代劇きっかけで武道を始めたという人も多かったりします(私の場合は『るろうに剣心』)。

②今回参加してくださった方のほとんどは経験者で、日本の武術武道が半数、中国武術と他が半数くらいかな、という印象でした。
 中にはスポーツチャンバラの世界チャンピオンや古流武術の研究者の外国人の方など有名人もチラホラ…。

③今回は尾張貫流の真槍(ホンモノの槍)、稽古槍を10本程持ち込み体験していただきました。
 いずれも長さは2間(≒3.6m)で重量もかなりのものです。
 氷月の身長は189cmですので、作中で使用していた槍は2.4m〜2.7mと推測できます。
 貫流は整った環境での1対1に特化した槍術流派ですが、作中のように1対多、様々な地形での戦闘への適応や移動の多い環境での携行性を考慮すれば、流儀の3.6mから短槍へ切り詰めることは大変理に適った選択でしょう。

④下段からの一突きが大変精度高く描写されています。
 こちらは明治期に増補された「貫流独り遣い」の型、一本目。
 象徴とも言える「螺旋をえがく槍先」は実際誇張でなく本当にこのように見えます。


(2/5)
①管の保持の仕方、槍を持つ後ろ手の「阿弥陀手(あみだて)」と呼ばれる貫流独自の握り。
 管槍は突ききって手が伸びた瞬間が弱点でもあり、また単純に重たいので、すぐに引いて戻すことが大切です。

②かなり筋力のある人でも突ききった状態で槍を保持するのはかなり難しいです。
 実際は程々の筋力でも正しく握りができていれば突いた状態でキープもできたりします。
 甲冑でも防具でも脇には隙間があり、道場でも年1,2回は事故で槍が入って肋骨骨折ということが昔はありました。

③基本の突きは胴の高さを狙います。
 初心者は水平に突くことができず、槍先がホップアップしてはるか上を突いてしまうことが多いです。
 逆にそれを抑えようとすると、勢いを失って槍先がぽとりと地面に落ちてしまいます。
 せっかくなので劇中の恐怖感を体感してもらおうと思い、安全な範疇で近くを突いてみました。

④槍の防御の仕方です。
 非常にわかりやすく図示されているので、もし貫流の教科書を作るならこれを使いたいですね!


(3/5)
①長物武器の中でも最も長大な2間槍は手元で数センチ動かせば先端は何十センチも動くことになります。
 数年稽古した人間でもこの防御の動きはなかなか難しいものです。
②〜④防具を着けての試合(地稽古といいます)では突きとはらいだけで攻防が行われることほとんどですが、尾張貫流とその源流である伊東流の型には振り回して叩いたり足を払ったりと立体的な攻防が多く含まれています。
 貫流の型5本目「細煙」は、槍で相手の槍を押さて制す、引き倒して短刀を刺す、引き倒して槍先または石突で突いて仕留めるなどいくつかのバリエーションがあります。


(4/5)
①接近し過ぎた時に槍を捨てて組み打ちをしたり引き倒して刺したりというのは、想定されていたようですね。

②前半の体験の成果もあり、女性陣の皆さんも結構な威力の突きがボスボス入っていて感心しておりました。

③今回は人数分回るよう剣道の防具を一部流用していましたが、貫流の通常の稽古では強度、安全性により優れた特注のものを使用しています。

④スタッフを通じて「ド突きまくって欲しいという参加者が次来ます」という伝達が入ったので、ご要望にお応えしております。


(5/5)
①実際さくさんの突きはかなりの威力がありました。
 突いて突かれてで体力もかなり消耗していたと思いますが、かなりの長時間試合を楽しむことができました。

②最後は渾身の突きでフィニッシュ。
 気持ちよく試合終了です。

③系図を補完しますと、春正館は「加藤派」、漫画内では伊東派となっていますが「高木派」と表現するのが正確かと思います(実際にはそういう区分はないのですが)。
 加藤派高木派に別れて交流もないままかれこれ50年以上経過し、一昨年縁あって交流が実現し、以後度々共に稽古をするようになりました。
 私の師である春風館加藤館長に生前それを報告した所、「それは大変喜ばしいことである。今後も仲良く一緒に稽古を続けていきなさい。」と非常に喜んでおりました。
 父上の技と春正館の技、両方を引き継いでくれるよう、長男クンには期待しています。

④私も22年前、初めてセミナーで尾張貫流を体験した時はわずか30分足らずで腕が上がらなくなり、帰りの改札の切符を通すのに苦戦した記憶があります。
 第1回終了後すぐに第2回のオファーが是風会さんよりありました。
 年内には実現できるよう企画を進めています。
 是風会、春正館のSNSをチェックお願い致します。


5/28(日)、大阪のイベントでこちらの体験会レポをまとめた本を頒布されるとのことです。
イベント後も通販やショップで販売されるようなのでこちらもチェックお願い致します。

改めまして、さくさん、楽しいイベントレポートありがとうございました!

- 関連リンク -

【さく(@okashisakusaku)さんTwitter】
twitterhttps://twitter.com/okashisakusaku

【管槍体験講習会@東京武道イベントページ】
homehttps://tidal-current.com

【是風会Twitter】
twitter@zefu_kai
日々の稽古の様子や最新情報はこちらから

- サイトマップ -

見学・体験の予約、お問い合わせはこちらから
tell mail line

- FOLLOW US -


- LINK -

東海武道研究会 粋陽堂


Ver.003